スマホ首(ストレートネック)【かなり危険です!】
本来、首は緩やかにカーブしているものですが、そのカーブがなくなりストレートな状態になっていることを「スマホ首(ストレートネック)」といいます。
最近、スマホ首の人がかなり増加しているようです。デスクワークに伴う座り過ぎ、スマホの見過ぎが原因です。ですので、スマホ首は、いわゆる生活習慣病の一種と考えた方が良いです。現代人のスマホ生活は、無意識に首を酷使し続けるということです。
人間の頭は成人の場合、5kgほどあります。意外と重いのです。これを細い首が支えるので、ただでさえ負担がかかります。そこにスマホを覗き込むような姿勢をとると、首やその周辺の筋肉への負担は激増します。首の筋肉が疲労して、柔軟性を失い、硬直化してしまいます。
筋肉疲労というと、筋トレのように激しく筋肉を使ったときに生じるイメージを持つ人が多いですが、同じ姿勢を維持することによる筋肉疲労も無視できません。現代人の場合、むしろ、座り過ぎなど同じ姿勢を維持することによる筋肉疲労のリスクは高まっています。
スマホ首は、首痛や肩こりにつながるだけでなく、様々な疾患の遠因にもなります。首は、背中、腰と連動しているので、全身病のもとになると考えるべきです。
首の健康維持には、周囲の筋肉をしっかり保つことが重要です。歩くなどの基本的な運動によって、全身の筋肉が使われ、首の筋肉も使われて、結果、首の柔軟性が戻ります。
ただでさえ、首は人体の急所とされています。首を癒すことを意識していきましょう。首が硬直化すると、脳への血流にも影響するかもしれません。血流は健康の要です。