🚀 ナスダックが夜間取引を拡大申請!23時間取引で投資はどう変わる?
アメリカのハイテク企業が多く上場している「ナスダック(NASDAQ)」が、株式の取引時間を大幅に拡大しようとしているのをご存知でしょうか。
これは、私たち投資家にとって、これまでの常識が変わるかもしれない非常に興味深いニュースです。今回は、ナスダックが申請した「23時間取引」の計画について、分かりやすく解説します。
🌃 現状の取引時間に「夜間の枠」を追加
ナスダックは現在、アメリカの規制当局であるSEC(米証券取引委員会)に対し、平日の株式取引時間を23時間に拡大するための承認を申請しました。
具体的に追加されるのは、米東部時間の午後9時から翌日午前4時までの時間帯です。
この新しい夜間取引の枠が、既存の取引時間(通常取引時間と時間外取引)に上乗せされる形になります。もし承認されれば、ナスダックでの取引がほぼ1日中行えるようになる、というわけです。
🌍 なぜ取引時間を拡大するの?
では、なぜナスダックは、ここまで取引時間を長くしようとしているのでしょうか。その背景には、「世界の投資家のニーズ」があります。
1.グローバルな投資家の時間帯に対応
ナスダックの幹部は、今回の申請理由について次のように述べています。
「世界の投資家は、自らの条件と時間帯で、信頼性や市場の健全性を損なうことなく取引にアクセスできる環境を求めている」
アメリカの株式市場は世界中から注目されていますが、国や地域が違えば時差もあります。
例えば、日本に住んでいる私たちがアメリカ株を取引しようとすると、どうしても夜遅くや明け方になりがちです。取引時間が23時間に延びれば、世界中の投資家が自分の生活リズムに合わせて、より取引しやすくなるというメリットが生まれます。
2.高まる「時間外取引」への関心
これまでも、通常の立会時間外にアメリカ株を取引したいというニーズは非常に高まっていました。ナスダックをはじめとする取引所は、この高まる需要を取り込みたいと考えています。
🗓️ いつから始まるの?(今後の見通し)
ナスダックは、最終的には平日の24時間取引を目指す計画を明らかにしています。
今回の「23時間取引」の実現は、規制当局の承認と、証券会社など業界内での調整次第となります。
ナスダックの社長によると、もし順調に進めば、2026年下期(後半)の実現を想定しているとのことです。
💡 まとめ:投資家にとってのメリット
ナスダックの23時間取引が実現すると、私たち投資家には主に次のようなメリットがあると考えられます。
まず、取引のチャンスが広がります。自分の都合の良い時間帯に取引できるようになり、時差を強く意識する必要がなくなります。
また、海外のニュースへの即時対応が可能になります。アメリカの深夜や早朝に重要な経済指標や企業ニュースが発表された場合でも、すぐに市場で対応できるようになります。
今回の申請はまだ承認待ちの段階ですが、世界の株式市場がよりグローバルで、より便利になっていく動きとして注目されています。今後の動向に期待したいところです。
