🍚🥢 知らない間に損してるかも?「早食い」をやめるだけで体が楽になる3つの理由
「早食い」は忙しい現代人にとって当たり前かもしれませんが、実はあなたの「呼吸のしづらさ」や「お腹・腰の張り」の原因になっているかもしれません。
ここでは、早食いをやめるだけで、なぜ体調が良くなるのかを、初心者の方にも分かりやすく解説します。
💡 早食いが体に負担をかける3つのメカニズム
早食いをやめると体が楽になるのは、主に以下の3つの理由が関係しています。
・息苦しさの原因は「胃のふくらみ」だった!
あなたは食後に「なんだか息が浅い」「胸だけで呼吸している感じがする」と感じることはありませんか?
これは早食いが原因で、呼吸に大切な筋肉「横隔膜(おうかくまく)」の動きが制限されている可能性があります。
早食いの影響として、短時間で大量の食べ物と液体が胃に入ると、胃が急激に膨らみ、胃の内側から高い圧力がかかります。
胃が上にふくらむと、その上にある横隔膜が下がるスペースが少なくなってしまいます。横隔膜が十分に動けないと、深い呼吸、つまり吸気ができず、吸うのが苦しくなりやすいのです。
その結果、吸気が浅くなった分、首の周りの筋肉(斜角筋や胸鎖乳突筋など)を使って無理に呼吸を補おうとするため、「呼吸がしんどい」「胸に力が入る」と感じやすくなります。
【改善のポイント】
ゆっくり食べることで、胃のふくらみが緩やかになり、横隔膜がしっかり動けるため、自然と呼吸が楽になりやすくなります。
・「お腹と腰の張り」は飲み込んだ空気と胃腸の圧力のせい
お腹の膨満感や、それによる腰の重さ・張りも、早食いが引き起こしていることがあります。
急いで食べ物を飲み込む時、一緒に大量の空気も飲み込んでしまいやすくなります。これを空気嚥下と呼びます。この空気が胃や腸にたまると、お腹が張って膨満感を感じます。
お腹が張って腹腔内の圧力、いわゆる内圧が高まると、その圧力を受け止めようとして、腹筋群や骨盤底筋群が内側から押され、緊張して硬くなりやすくなります。
また、お腹の筋肉がうまく働けない人は、代わりに腰の筋肉(脊柱起立筋や腰方形筋など)で体を支えようとするため、腰に過度な負担がかかり、張りや痛みの原因になることがあります。
【改善のポイント】
ゆっくり食べることで、飲み込む空気が減り、お腹の張りが軽減します。その結果、腹筋や腰の筋肉の過度な緊張が抜け、お腹も腰も楽に感じやすくなります。
・「リラックスのスイッチ」が入らず体がずっと戦闘モードに
食事は本来、心身をリラックスさせる時間ですが、早食いはこのリラックスのスイッチを入れにくくします。
早食いをしていると、体を活動モードにする交感神経が優位なまま食事をしている状態になりやすくなります。
リラックスモードにする副交感神経、特に迷走神経が働かないと、胃が食べ物を受け入れる準備である受容性弛緩が十分にできず、消化管の動きも鈍くなりがちです。これが張りの原因になることもあります。
【改善のポイント】
ゆっくり噛むこと、食事の途中で箸を置く間を作ること、そして「ながら食べ」をやめることで、副交感神経が働きやすくなります。これにより、胃腸が正常に動き出し、結果としてお腹の張りが抜けたり、心が落ち着いて呼吸が楽になったりすることが期待できます。
🌟 まずはここから!今日からできる「ゆっくり食べ」のコツ
早食いをやめるのは、小さな意識から始められます。
一つ目は、「一口30回」を意識してみることです。回数はあくまで目安で構いません。意識して噛むだけで、自然と食べる速度が落ちます。
二つ目は、食事中に水を飲まないことです。飲み物で流し込むのをやめると、自然と噛まざるを得なくなります。
三つ目は、一口ごとに箸を置くことです。噛んでいる間は箸を置くことで、強制的に食べるスピードを落とせます。
特別なことは必要ありません。今日から意識して「ゆっくり食べること」を試してみてください。きっと、今までよりも体が軽くなるのを実感できるはずです。
