写真で巡る西宮神社の歴史と自然【参拝の魅力を徹底紹介】
西宮神社への参拝記録
先日、西宮神社へ参拝してきました。西宮神社は日本有数の神社であり、十日戎(とおかえびす)の福男選びでも広く知られています。その伝統や格式を肌で感じることができる、素晴らしい場所です。
本殿と表大門
まずは本殿です。西宮神社の本殿は、歴史と格式を感じさせる立派な建築物で、訪れるたびにその壮麗さに圧倒されます。本殿の周りには多くの参拝客が訪れており、皆が手を合わせる姿が印象的でした。
次に表大門(赤門)を見学しました。この門は旧西国街道本町筋の正面に位置し、鮮やかな朱塗りから「赤門」と呼ばれています。桃山建築の遺構を残しており、国の重要文化財に指定されています。十日戎の福男選びのスタート地点としても有名です。
大練塀
表大門を進むと目に入るのが、大練塀(おおねりべい)です。この塀は神社の重要な建築物の一つで、全長247メートルにも及びます。日本には他にも有名な大練塀があり、たとえば熱田神宮(愛知県)の信長塀や京都の三十三間堂の太閤塀と並んで日本三大練塀の一つに数えられています。西宮神社の大練塀は室町時代に建造されたもので、保存状態が良好であり、その歴史的価値から国の重要文化財に指定されています。
境内の南宮神社と松尾神社
境内を歩いていると、南宮神社と松尾神社が目に入りました。南宮神社と松尾神社はその清らかな雰囲気が心を和ませます。
西宮神社林とえびすの森
さらに、西宮神社の景観樹林保護地区となっている西宮神社林も見ることができます。この林は、豊かな自然が守られており、静寂の中に鳥のさえずりや風の音が響き渡ります。本殿の後ろに広がる社叢「えびすの森」は兵庫県指定の天然記念物となっており、樹齢300–500年のクスノキや野鳥のさえずりが訪れる人々の心を癒します。まさに都会のオアシスです。
常夜燈型の道標
表大門の外側の東南の角には、寛政十一年(1799年)の年号と「西宮大神宮 左 京都大坂 道」「右 兵庫はり満 道」という文字が記された常夜燈型の道標があります。これは、西国街道・山陽道の要衝であったことを示しており、西宮市の文化財に指定されています。
村上春樹と西宮神社
西宮で育った作家・村上春樹は、小学生の頃によく西宮神社の境内で遊んでいたと、旅行記『辺境・近境』の中で紹介しています。境内の深い森は「僕らの仲間にとって素晴らしい遊び場所だった」と記しており、池の古い石橋で小エビ釣りをした思い出も語られています。
おわりに
西宮神社は歴史的建造物や自然が豊かで、多くの見どころがあります。参拝を通して心が洗われ、また訪れたいと思える神社でした。次回は十日戎の時期にも訪れてみたいと感じました。
皆さんもぜひ、西宮神社を訪れて、その魅力を体感してみてください!