鵯越から烏原貯水池まで歩いてみました【お薦めのウォーキングコース】
鵯越から烏原貯水池まで歩いてみました。
お薦めのウォーキングコースです。
鵯越駅の近くに周辺案内の看板があります。
行程を感覚的に把握するのに役立ちます。
神戸電鉄の新開地駅から8分ほどで鵯越駅に着きます。
鵯越駅の駅舎です。改札は一つなので、迷うことはないです。
改札を出ると直ぐに、トンネルが見えます。
このトンネルを見て、左に行きます。
踏切を渡って、小さな商店がある方に向かいます。
5分ほど進むと、別れ道に着きます。
左側の「烏原町、石井町方面」に進みます。
やや急な階段を下りていくと川が見えてきます。
この川が烏原貯水池に流れ込みます。
舗装された道が続きます。
ウォーキングシューズで十分いけました。
しばらく進むと、案内標識が見えてきます。
烏原貯水池に向かうので、右側に進みます。
ここから約1kmです。
しばらく進むと、貯水池の最上流部が見えてきます。
滝のように水が流れ込んでおります。
貯水池らしい雰囲気がはっきりとしてきます。
もう少し進むとトイレがあります。きれいです。
トイレがあると安心します。
トイレの壁です。凝った作りです。
現在地が分かると安心します。
貯水池の周囲に遊歩道が整備されています。
歩きやすい道です。
こんな感じの道が続きます。
「ひよどり橋」という小さな橋があります。
遠くに、堰堤(えんてい)が見えてきました。
ところで、ダムと堰堤の違いはご存知でしょうか。
15m以上の高さがあるものをダム、それよりも低いものが堰堤と呼ばれるそうです。
ただ、昔と今で定義が変わっているかもしれないです。
堰堤に近づいてきました。
近くで見るとかなり迫力があります。
石積みで作られており歴史を感じます。
大正3年に拡張したようです。
また、近代化産業遺産にも登録されています。
堰堤の上を歩くことができます。
高い柵が張り巡らされているので、高所恐怖症の私でも何とか歩ききれました。
堰堤の中央部に石造りの建造物があります。
堰堤の建築記録が記されています。
烏原貯水池の概要説明の看板がありました。
烏原貯水池の概要
着工:明治34年6月
完成:明治38年5月
(大正4年ダムの高さを2.7mかさ上げし現在の高さとする)
ダム名:立ケ畑ダム
設計者:佐藤藤次郎
ダムの高さ:33m
ダムの長さ:122m
貯水量:1,315,139m3
烏原村についての説明もありました。
烏原貯水池築造の前に、村があったとは想像していなかったです。
烏原村について
烏原村は、明治37年 烏原貯水池築造のため水底に没した。
この村の地勢は、四面連山のなかに起伏があって、
中央部のやや平坦なあたりに人家が点在し、
水没時の戸数は98戸、人口414人であった。
この村で生産される木皮細末の線香原料粉は、
品質優秀で全国から需要があったと言われている。
貯水池周囲の護岸には線香の材料づくりに使っていた
石うす160個が利用されている。
これらの石うすは貯水池築造の際に
烏原村の人々が水没によって離村するにあたり
その足跡を残し、また神戸市の繁栄を願って
記念にのこしたものである。
このように護岸に石うすを使った例はめずらしく、
デザイン的にもユニークなものになっている。
現地に足を運び、自然に触れて、歴史に触れる。
非常に有意義なウォーキングとなりました。
是非とも、烏原貯水池を訪れて頂きたいと思います。
なお、堰堤を歩いてそのまま道なりに進むと
貯水池を1周するコースとなります。
神戸市街地に出たい方は、堰堤から引き返して、
側道を進んでください。
しばらく進むと、市街地が見えてきます。
市街地が見えてくるとホッとしますね。