蓄財と植林【2つの顔を持つ偉人・本多静六】

蓄財と植林【2つの顔を持つ偉人・本多静六】

本多静六と言えば、『私の財産告白』が有名です。

 

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本多静六は投資家のイメージが強いですが、著名な林学者、造園家でもあります。

 

本多 静六(ほんだ せいろく、慶応2年7月2日(1866年8月11日) – 昭和27年(1952年)1月29日)は、日本の林学者、造園家、株式投資家。日本の「公園の父」といわれる。苦学して東大教授になり、「月給4分の1天引き貯金」を元手に投資で巨万の富を築き、大学定年退官と同時に全財産を寄付した。

 

出典:Wikipedia

 

そして、六甲山の植林を推進したのも本多静六です。

「蓄財と植林」、2つの顔を持つ偉人・本多静六との縁を感じることができました。

 

明治初期の六甲山は禿げ山でした。植林は急を要し、二代市長坪野平太郎は、この分野の第一人者、本多静六博士を招聘します。

本多博士の指導の下、常緑樹と落葉樹、針葉樹と広葉樹が絶妙に組み合わされ、四季折々の色彩にも配慮された植林が進められていきました。

本多博士はその後、明治神宮の造営に関わります。
百年後を見据えた設計がつくられ、その意図どおり荒れ地は生物多様性に溢れた森に生まれ変わりました。

今を生きる私たちも、百年後の市民のために、豊かな六甲山を守り、育てる責任を果たしていきます。

 

出典:神戸市HP