戦後経済史は嘘ばかり【実はよく知らないことが多いです】
高橋洋一さんの「戦後経済史は嘘ばかり: 日本の未来を読み解く正しい視点」という本を読みました。
1985年プラザ合意のように年号を丸暗記しているだけで、
実態を理解していないことが良く分かりました。。
一読の価値ありです。
大学生や社会人の方は必読と言っても良いと思います。
高橋洋一さんは、東京大学理学部数学科を卒業してから、更に、経済学部に学士編入学しています。
理系ならではデータ分析力を活かして、経済問題を具体的に解明していく、という仕事の進め方をしています。
専門分野を複数持つことの重要性がよく分かります。
並大抵のことではないですが、私も少しずつ努力していこうと思います。
「戦後経済史は嘘ばかり: 日本の未来を読み解く正しい視点」
・実は、高度成長の要因はほとんど為替だった!?
・通産省は、ほとんど役立たずだった!?
・狂乱物価は、日本がこっそり為替介入していたせい!?
・あのバブル期に、物価は高騰していなかった!?
・「失われた20年」も「日本1人負け」も人災だった!?
世界から「奇跡」と称された高度経済成長を成し遂げ、やがてバブルの崩壊から「失われた二十年」といわれるほどのデフレ不況に落ち込んだ日本。
なぜわれわれは、かくも成功し、そしてかくも失敗したのか——。
この日本経済の歩みの要因分析について、いま、あまりに広く「間違いだらけの常識、思い込み」が流布している。
本書は、それらの誤謬をわかりやすい論証で一刀両断!
「真相」をシンプルかつ明快に解き明かしていく。
まさに、驚きと知的刺激の連続の一冊である。
「真実の歴史」を知らねば、経済の流れは見えてこない。
未来を正しく見通すためにも、ぜひ読んでおきたい、新しい「戦後経済史」の決定版。
プロローグ──経済の歩みを正しく知らねば、未来は見通せない
/第1章 「奇跡の成長」の出発点に見るウソの数々
/第2章 高度経済成長はなぜ実現したのか?
/第3章 奇跡の終焉と「狂乱物価」の正体
/第4章 プラザ合意は、日本を貶める罠だったのか?
/第5章 「バブル経済」を引き起こした主犯は誰だ?
/第6章 不純な「日銀法改正」と、痛恨の「失われた二十年」
/終章 TPPも雇用法制も、世間でいわれていることはウソだらけ 【PHP研究所】