ものづくり日本【過去の呪縛から逃れないとヤバい】
「ものづくり日本」は過去のキーワードです。
過去のキーワードに囚われていると、当然ながら、明るい未来はありません。
第二次世界大戦後など、物資が不足していた時代には「ものづくり日本」は重要キーワードとなります。しかし、現在は違います。
「ものづくり日本、素晴らしい!」と連呼する人もいますが、それは、製造業の老人経営者など一部の既得権益者にとってメリットがあるからです。
製造業は雇用吸収力がありますし、経済安全保障の観点からも重要です。
しかし、「ものづくり日本」と連呼していれば全て解決ではありません。
課題を直視しなければならないです。
製造業の研究開発テーマとして、「低コスト化」が最も無難なテーマになっています。
「低コスト化」しか未来がないというのは、悲しい話です。
無駄を減らすことは大切ですが、「低コスト化」の次は「低コスト化」、その次も「低コスト化」となっています。
当然ながら、給料もあがりません。明るい未来が見えないです。
「ものづくり日本」から距離を置く必要があると感じます。