人生の3大支出:①住宅資金、②教育資金、③老後資金
人生の3大支出は下記になります。
①住宅資金
②教育資金
③老後資金
給料は上がらない、終身雇用は崩壊していく、税金や社会保障費は増える、という状況です。
このような状況で、人生の3大支出の3つ全て100点満点を狙える人はごく僅かでしょう。
どれかを削るか、諦める、という現実的な選択も考える必要があります。
塾が高い!
①住宅資金、③老後資金、は自分のことだと割り切って、削ることはできます。
しかしながら、②教育資金は子供たちの将来のことなので、簡単に削れません。。
そこに目を付けたのが、教育産業ということです。
教育産業も競争が激しいとは言え、塾代が高いですね。。
公立高校を目指す中学生向けの塾でも、
・月謝:2.5万円/月×12か月=30万円
・夏季/冬季/春季講習:計10万円
・テキスト代/諸経費:5万円
と、年間40万円にもなります。
将来、公立高校を目指す小学生向けの塾でも、
・月謝:1.5万円/月×12か月=18万円
・夏季/冬季/春季講習:計5万円
・テキスト代/諸経費:3万円
と、年間25万円にもなります。
2人併せて、年間65万円です。
2021年最新にデータによると、日本全体の平均給与は436万円です。
給与所得の15%を塾代に充てるのは、非常に厳しいものがありますね。
良質な問題集を自分で選べばOK
「公立小学校→公立中学→公立高校→国公立大学」が最もお金かかりません。
国公立大学の医学部を目指すのであれば、高価な塾でみっちり受験勉強しないと厳しいと思います。
ただ、工学部や経済学部など医学部以外なら、塾に行かず、自力でも何とかなります。
実際、私は自力で何とかしました(人生オール公立学校)。
そのためには、良質な問題集を自分で選ぶことが大切です。
具体的には、解説の詳しい問題集を選ぶことが大切です。
塾のオリジナルテキストはきれいに纏まっていますが、解説が非常に貧弱なものが多いです。
ある程度できる生徒さんなら、解説を見て自分で勉強するので、塾を辞めてしまう恐れがあるからでしょう。
塾に行っても、結局は、塾以外の時間で如何に学ぶかが勝負です。
本屋に行けば問題集はたくさんあります。
しかも1000円前後です。
どれを選べば良いか分からなければ、ひとまず「解答/解説が一番分厚い」ものを選べば良いです。
もし自分に合わなかったら、別のものを買い直しましょう。
塾代よりはるかに安いですし、自分にあう書籍を選ぶ力がつきます。
これは受験勉強よりも、はるかに大切なことです。
おカネを多く払うことが良い教育という訳ではありません。
自力で何とかする方法を身に着けるために、自ら色々と試していくことが、良い教育だと思います。