三木谷浩史さんの「未来」
週刊文春で連載している楽天・三木谷浩史さんの「未来」から学ぶことが多いです。備忘と後学のため、記録しておきたいと思った箇所を書き留めておきます。
連載第16回 2021年10月21日号
政治家や官僚は未来を見ていない人が多い。ドラスティックな変化を嫌う。
政策の「良い」「悪い」ではなく、これまで予算を費やしてきた物事の一貫性を何より重視する。
世界はいま、凄まじい速さでパラダイムシフトしている。
イノベーションをリードするのは民間の力。
民でできることは民に。
それこそが、国家主導型の資本主義からの脱却。
政治家や官僚の問題について言及されていますが、大企業の内部昇格型の高齢経営者にも当てはまる内容です。
政治の縮図が企業だと考えれば、分かりやすいです。
民でできることは民に。
若手でできることは若手に。
技術的イノベーションを駆動力とした非常に変化の速い実業界。
昭和の老人政治家が未だ跋扈する政治界。
嚙み合わないのは当然かもしれません。
アメリカは、政治はワシントン、金融はニューヨーク、技術的イノベーションはカリフォルニア、と地理的に離れていることが、うまく役割分担できている要因と思います。
東京一極集中の弊害は想像以上に大きいでしょう。
東京にある要素を無理やり地方に移すようなやり方ではなく、地方から魅力的な産業が湧き出るような仕組みを作った方が良いと思います。
私も、地方からできることをしてきたいと思います。