三木谷浩史さんの「未来」
週刊文春で連載している楽天・三木谷浩史さんの「未来」から学ぶことが多いです。備忘と後学のため、記録しておきたいと思った箇所を書き留めておきます。
連載第14回 2021年9月29日号
アントレプレナーシップこそが未来を創る。
アントレプレナーこそが経済のドライブである。
アントレプレナーは「起業家」というより、どちらかと言えば「実業家」と表現する方がしっくりくる。
実業家とは、自らリスクを取り、新しいことを実行していく存在のこと。
リスクを取って世の中を変える人物こそが、どんな時代においても「未来」を創っていく。
これが「アントレプレナー」の社会的役割。
アントレプレナーの語源はフランス語で、「仲介する者」という意味。
アントレプレナーは技術を開発するわけではないが、その技術の使い方や組み合わせによって、これまでにない新しいサービスやアプリケーションを生み出し、世界を変えていく。
アントレプレナーシップを発揮した人々がアメリカのエンジンとなってきた。
翻って日本は、政治家や官僚が未だに経済や産業をコントロールしようとしている。
アントレプレナーシップが日本に欠けていると改めて痛感しました。
日本企業では、個々の技術開発に重きを置き過ぎて、そもそもの目的が不明瞭なことが多いと感じます。目的を果たすために、あらゆる手段を組み合わせて解決する、という考え方をもっと意識する必要があります。「一流の仲介者になる」つもりでやった方が良いと思います。
また、リスクを取る、ということも日本企業では禁忌とされていると感じます。減点主義の弊害が大きいです。
今回も非常に勉強になる内容でしたが、読んだだけでは何も変わらないです。小さいことからでも良いので直ぐに行動していきましょう。