理系と文系【会社役員になりやすいのは?】
日本企業の国際競争力が低下している要因として、「経営の技術者軽視」と「技術者の経営無関心」が挙げられます。
日本の製造業では、入社時は理系8割/文系2割だが、役員は理系2割/文系8割、と言われています。この比率は私の実感とも一致します。
文系の中でも優秀な人は、総合商社、金融機関、保険会社など給与水準の高い業界に行くことが多いと思います。つまり文系で優秀な人が製造業には来ないということです。このことを考慮すると、製造業において理系技術者の地位や処遇が如何に低いかが良く分かります。
理系技術者が、個々の技術を深く追求することは大切なのですが、どうしても「木を見て森を見ず」になりやすいです。あくまで一要素しか見ていないので、全体を見た判断ができないまま年月が流れていくのでしょう。
ブログ副業など簡易なものでも構わないので、自らが仕事を主催する経験を積むことが、これら問題の解決につながると思います。私も少しずつですが、続けていこうと思います。