日本の漢方【大切なのは考え方】

日本の漢方は世界で人気です

Newsweek(2021/9/2)に、漢方に関する面白い記事がありました。

備忘と後学のため、抜粋メモを残していきます。

 

~6世紀頃に中国から伝わった中医学は、その後日本で独自の発展を遂げた。

しかし、江戸時代にはオランダから西洋医学が伝来。明治に入ると、政府が積極的に西洋医学を導入するようになる。それに伴い、この伝統医学(江戸中期、オランダから伝わった「蘭方」に対し、「漢方」と呼ばれるようになった)は徐々に廃れていった。

ところが、生活習慣病が蔓延するようになると、今度は西洋医学の限界が見え始め、漢方が再び脚光を浴び始めた。

今では294処方が国に承認され、そのうち148処方は医療保険が適用される医療用漢方製剤だ。2011年の日本漢方生薬製剤協会の調査によれば、医師の9割が漢方薬を処方しているという。

 

驚くべきことに、正露丸や葛根湯は漢方の本場・中国でも使っている人が少なくない。「日本の漢方薬はよく効く」と信頼が寄せられている。

実際、中国を除く世界の漢方薬市場では8割が日本製だ。ツムラなど日本の漢方メーカーの努力のたまものとはいえ、漢方薬の原料となる生薬はほとんどが中国産なのに。

 

漢方医学(中医学)の神髄は「未病」状態での治療にある。中国には「不治已病治未病」という言葉があるが、病気にかかってから治療するのではなく、病気になる前に体質改善などによって崩れた体調を整えるという意味だ。

 

未病の治療に漢方が有効だという意見は正しいと思います。現代人の未病に適した漢方のあり方を提唱できるようになれば意義は大きいと思います。

一方、中国産の生薬を原料とした漢方に必ずしも拘る必要はないように感じます。

湧永製薬さんのレオピンロイヤルやエナックWなど、未病を防ぐために極めて有効なものがあります。

 

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商品宣伝のような結論になり恐縮ですが、これが「ベストの答え」です。