「人の欲求」とは?
「人」とは、どういうものか?
簡単に答えられるような問いではありませんが、
マズローの欲求5段階説が参考になります。
マズローの欲求5段階説とは、
人間の欲求を5段階のピラミッドに
分けて考えるものです。
人間の欲求には以下の5段階があり、
①生理的欲求
②安全欲求
③社会的欲求
④承認欲求
⑤自己実現欲求
の順に満たされていきます。
自分自身を含めて、
「人」について考えるときに
参考になるかと思います。
マズローの欲求5段階説については、
マイナビウーマンさんの下記サイトが
一番わかりやすいです(下図参照)。
https://woman.mynavi.jp/article/210605-8/
「マズローの欲求5段階説」に対する橘玲さんの見方
橘玲さんの「無理ゲー社会」という著書に、マズローに関する記載があったので、備忘と後学のため、追記しておきます。
日本人が「世界で最も”世俗的”な国民」との指摘については、思い当たる点も多々あり、様々な視点から考え直さなければならないと思います。
日本おいて、「宗教的な役割」の劣化が著しく進んでいることを示唆しているのかもしれません。
心理学者のアブラハム・マズロー(ロシア系ユダヤ人の移民二世、ナチスのホロコーストに衝撃を受けている)は、主体性や創造性のような人間性(ヒューマニティ)の肯定的な側面こそ研究すべきと主張、「人間性心理学」を創始した。
欲求の5段階説では、人間は「生理的欲求」や「安全の欲求」などの基本的欲求が満たされると、「社会的欲求(所属と愛の欲求)」「承認欲求」「自己実現の欲求」などより高次の欲求を求めるようになるとする。
「世界価値観調査」によると、マズローの欲求の5段階説が大枠としては正しいことが示唆される。一人当たりのGDP増加に伴い、伝統的価値から非宗教的・理性的価値に向かう「世俗化」と、生存価値から自己表現価値へと向かう「自分らしさ化」の傾向が明確に見られる。日本人はこの調査で一貫して、「世界で最も”世俗的”な国民」と示されている。