日経平均とTOPIX
日経平均とTOPIXについて、ある程度、理解しておきたいです。カブヨムさんの説明が一番わかりやすいので、ご参照ください。
日経平均
対象銘柄:東証一部上場の代表的な225銘柄
算出方法:株価の単純平均をベースに算出
特徴 :株価の高い銘柄の影響を受けやすい
日経平均において、ウェート上位10銘柄が占める割合は39%にも及びます。そして1位のファーストリテイリング(ユニクロ)だけでも10%弱のウエートを占めています。ユニクロは間違いなく日本を代表する企業の一つですが、日本企業全体の経済活動状況において10%の影響力があるかというと違和感を覚えます。
また、「日本経済新聞社は2021年9月6日,日経平均株価を構成する225銘柄の定期入れ替えで,キーエンス,村田製作所,任天堂の株価を新たに採用する」とのニュースが流れましたが、世界的に有名なこれら企業がこれまで日経平均に入っていなかったというのも驚きです。
TOPIX
対象銘柄:東証一部上場の全銘柄2191社(2021/4)
算出方法:東証第一部の時価総額を基準日の時価総額で割って算出
特徴 :時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすい
TOPIXにおいて、ウェート上位10銘柄が占める割合は19%弱になります。日経平均の半分程度です。1位のトヨタ自動車、2位のキーエンス、4位のソニー、5位のNTTなど日本を代表する企業が名を連ねています。TOPIXは一部の銘柄による影響は相対的に小さいです。
TOPIXについては、今後、算出法の見直しが検討されているようなので、継続確認が必要です。
https://www.jpx.co.jp/equities/market-restructure/revisions-indices/index.html
なお、日本で時価総額No.1のトヨタ自動車ですが、世界では32位です(2021/9/10)。アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、フェイスブックが上位5社です。