三木谷浩史さんの「未来」
週刊文春で連載している
楽天・三木谷浩史さんの「未来」から
学ぶことが多いです。
備忘と後学のため、
記録しておきたいと思った箇所を
書き留めておきます。
連載第8回 2021/8/26号
ネットフリックスは
テレビというメディアの「未来」を
どのように捉えているか。
「テレビの端末化」が最大ポイント。
テレビは大きなスマホになる。
アメリカでは既にそうなりつつある。
*ネットとテレビの融合を目指す、
米国ROKU社に着目していく。
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ロクは米国のエンターテインメント企業。
同社ユーザーにテレビ番組や映画の
ストリーミング・サービスを提供、
スポーツ、音楽、ニュースのコンテンツも提供。
また、インタラクティブなビデオ広告や
ブランドスポンサーなどの広告商品も展開。
同社は小売業者や流通業者を通じて、
製品・サービスを提供する。
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ネットフリックス社がコンテンツ制作に
巨額の投資ができる理由。
「エクイティとはリスクマネー」
という考え方が、
欧米の金融市場には常識として
根付いているから。
翻って、日本はどうか。
エクイティファイナンス
(新株発行などによる資金調達)が
未だ、デットファイナンス(借入)の
ように捉えられ、
未来のための大きな赤字は
許容されない
*楽天モバイルに赤字覚悟で
積極投資する理由が少し理解できた。
連載第9回 2021/9/2号
テレビは「大きなスマホ」になる。
それは、テレビとネットが
本当の意味で融合するということ。
そうなると、テレビ番組表や
録画という概念はなくなる。
見たいときに見たいものを見る、
というのが常識になる。
コンテンツ制作も「尺」から
解放され、より自由にできる。
コンテンツに、コミュニティや
ショッピング情報・ECサイトを
組み合わせるビジネスが可能。
*やはり米国ROKU社に注目必要。
「ネットとテレビの融合」という
キーワードと親和性が高い。
ロク(ティッカーシンボル:ROKU)は、
ストリーミングテレビのOSで
米国トップシェアを有する。
ネットフリックスやHuluなどの
3000以上の動画配信サービスに
アクセスできるスマートTVの
プラットフォームを手掛ける。
米国やカナダでは、
アマゾンを押しのけて最大手。
英国や南米等にも展開している。
ロクの国際展開はまだ始まったばかり。
海外市場では、
サブスクリプションサービスに加えて、
広告事業が有望視される。
すべてのテレビが
ストリーミングメディアになると
ロクは考えている。
アメリカ人のテレビ視聴時間は1日3.5時間
今後、やや減少していくが、
ロクなどストリーミングメディアの
視聴時間は増加すると予想される。
短期的な株価変動はあると思いますが、
長期的に見れば成長銘柄と考えます。