年収防衛を防衛する
図書館で「年収防衛/森永卓郎」と
いう本を借りて読みました。
2008年出版の本ですが、
10数年後の今読んでも
参考になる点が多々ありました。
備忘と自戒のため、
記録しておきたいと思った箇所を
書き留めておきます。
この30年間の景気が異常(1975~2005あたりか)
まじめに額に汗して働き、
社会のために大きな貢献をしている人が
ちっとも評価されず、
単に右から左にお金を動かした人が
巨万の富を築いていく。
それだけでなく、そのお金を使って
企業や人を支配して、
自分こそは権力者であり、
自分のいうことを聞かない人間は
消え去れと言わんばかりに、
ふんぞり返る
オランダ経済が奇跡的な復活を遂げた理由
無理のない働き方をする人が
増えたことによって
効率が高まったり、新しい発想が
生まれるようになった。
皆が精根尽き果てるまで
働き続けるような生活をしていたら、
いい仕事なんてできるはずがないでしょう
日本やアメリカは、中国製品に市場を奪われて、
モノ作りが衰退する「産業の空洞化」現象に
悩まされています。
ところが、イタリアは空洞化しません。
なぜかというと、イタリア製品はアートなので、
中国製品とはそもそも競合しないのです