三木谷浩史さんの「未来」
週刊文春で連載している楽天・三木谷浩史さんの「未来」から学ぶことが多いです。備忘と後学のため、記録しておきたいと思った箇所を書き留めておきます。
日本経済がこれから「何で稼ぐか」。①金融、②製造、③IP(知的財産)、④観光、の4点から考察しています。
②製造が、現時点でも非常に厳しく、将来的にはさらに厳しくなることは、身をもって感じます。昭和から抜け出せていないと言わぜるを得ません。その昭和の製造業に付随したままの①金融、③IP(知的財産)についても、将来は厳しくなると感じます。昭和に付随したまま逃げ切れる世代の人間なのか否か、各人の判断が問われます。
連載第11回 2021年9月16日号
日本の構造的問題
→政治家の危機管理対応
→無謬性にこだわる官僚機構
日本経済がこれから「何で稼ぐか」。①金融、②製造、③IP(知的財産)、④観光の4点から見る必要あり。
①金融
→GAFAを生むようなリスクマネーが金融の本質。
→大きなリスクを引き受けて、大きなリターンを志向するのが、金融市場の常識。
→日本市場は、カネはあっても、その点が未成熟で、成長性もない
②製造
→高度成長期では日本経済の核となった。
→雇用吸収力はある
→テクノロジーの進化によって、IT化/合理化が進む
→人が関与する割合は減っていく
③IP(知的財産)
→ネット関連はIPオープン(製造系とは違う)
→IPオープンなのでネット技術者の数が必要
→日本はIT技術者不足(情報工学専攻の卒業生:日本1.5万人程度、アメリカ40万人程度、中国100万人、インド200万人)
→IT技術者の移民受け入れを検討すべき
④観光
→豊富な観光資源があり稼げる
→換言すると、先が見通せるのは観光しかない